よんてんいち、お邪魔します。アナタ!

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「さて、今日はゴールデンウイークについて話でも致しませんか?」 そう、明日からはゴールデンウイーク。 今年は運が良い事に六連休となっている。 こうも長いと旅行とか行けそうだな。 「ゴールデンウイーク?それならせーちゃん家にお泊りだよ!」 待てぇい。 何で俺ん家に泊まるんだ。 「それさんせーワン」 「異議なし」 「はい、決定ですね!」 「異議あり!」 俺が異議を唱える。 「どうしました?何か不満でもあります?」 「不満しかありません」 「何が不満なのですか?説明お願いします」 「まずはキリカ、お前に聞きたい」 「ほへ?はひはは?」 まずは口に頬張ってるドーナツを食ってから喋れ。 取り敢えずキリカがドーナツを食べ切るのを待つ。 「ムグッ!?んー、んー!!」 ドーナツが詰まったのか喉元を叩くキリカ。 何か飲めば良いのだが、生憎キリカはドーナツしか買っていない。 「これ飲め」 俺は自分のジュースをキリカに渡す。 仕方ない奴だ。 貰ったジュースをゴクゴクと飲む。 「ん……ぷはぁっ!し、死ぬかと思ったよ……」 「それよりキリカ、聞きたい事がある」 「うん、何かな?」
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