よんてんいち、お邪魔します。アナタ!

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「誠吾くん、時には諦めも肝心ですよ?」 「このメンバーだといつも諦めさせられてるよっ!!」 「てな訳で邪魔するぜー!」 水留が身体の小ささを利用して俺を避けて家の奥に入って行く。 「あっ、おい水留!?」 「つづみんが入ったなら僕達も入ろー!」 その後、キリカ、ワン子、雅さんの順に奥へと入って行った。 「……俺の貴重な自由が」 玄関で一人、テンション下がりまくりの俺がいた。 「おっ、プレステにロクヨン、ゲームキューブ!懐かしいな!やろうぜ!」 いつもの事だが、こうなってしまっては諦めるしかない。 俺には拒否権や選択権なんかは一切ない。 常に受け入れるしかないのだ。 「仕方ないな……ほれ、雅さん、キリカ、ワン子」 みんなにコントローラを渡してケーブルをコンセントに差し込む。 差し込んだ後にゲームのスイッチをオン。 因みにソフトはヒゲのオッサンやら真ん丸ピンクやら緑の剣士、黄色のネズミがボコボコに殴り合う有名作品のDX。 「ルールはどうするんだ?」 「俺の地域だと終点で時間無制限、ストック五のアイテム無しが普通だな」 「それでやるか」 ルールが決まり、各々がキャラを選択し始めた。
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