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「誠吾くん、時には諦めも肝心ですよ?」
「このメンバーだといつも諦めさせられてるよっ!!」
「てな訳で邪魔するぜー!」
水留が身体の小ささを利用して俺を避けて家の奥に入って行く。
「あっ、おい水留!?」
「つづみんが入ったなら僕達も入ろー!」
その後、キリカ、ワン子、雅さんの順に奥へと入って行った。
「……俺の貴重な自由が」
玄関で一人、テンション下がりまくりの俺がいた。
「おっ、プレステにロクヨン、ゲームキューブ!懐かしいな!やろうぜ!」
いつもの事だが、こうなってしまっては諦めるしかない。
俺には拒否権や選択権なんかは一切ない。
常に受け入れるしかないのだ。
「仕方ないな……ほれ、雅さん、キリカ、ワン子」
みんなにコントローラを渡してケーブルをコンセントに差し込む。
差し込んだ後にゲームのスイッチをオン。
因みにソフトはヒゲのオッサンやら真ん丸ピンクやら緑の剣士、黄色のネズミがボコボコに殴り合う有名作品のDX。
「ルールはどうするんだ?」
「俺の地域だと終点で時間無制限、ストック五のアイテム無しが普通だな」
「それでやるか」
ルールが決まり、各々がキャラを選択し始めた。
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