1543人が本棚に入れています
本棚に追加
「チーム戦ですか……それならいくら誠吾くんが強くても勝てそうですね」
「う~ん、僕はせーちゃんに叩かれるのが好きなんだけどなぁ」
オイそこの変態。
「つー訳で誠吾!チーム戦で勝負だ!」
「……まぁ、良いけど」
こうしてチーム戦が始まった。
チームの色は水留達が赤で俺が青となった。
そしてステージは終点。
「今度こそ誠吾をブッ倒すぜ!」
水留は勝利というより俺を倒す事を目標にしたらしい。
「試合開始!」
いよいよバトルが始まった。
さて、異能を使うか。
『分岐の先(ジャンクション)』。
俺の異能の効果。
それは未来が視える。
ただし、未来が視える条件がある。
選択肢。
ゲームならそういう言い方が正しいだろう。
つまり、俺の能力は俺の行動や発言等である程度選択肢が与えられた場合のみしか発動しない。
では今回のような無限のパターンが生まれる格ゲーの場合はどのようにすれば発動するか。
避ける、攻める、防ぐだけを考えれば良い。
そして次にどのように避ける、攻める、防ぐかを視ればいい。
そうすると最善の方法が見つかり、勝てる道筋が見えてくる。
最初のコメントを投稿しよう!