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「おらーっ！ボサッと突っ立ってるとボコボコにするぜ！」
これは避ける。
手段は……こうだな。
水留の攻撃をサッと避けて後ろから軽いジャブをお見舞いする。
それだけでもこのガノンドロフは相手に充分にダメージを与えられる。
水留を攻撃していると今度はキリカのファルコンと雅さんのクッパが挟み撃ちをしてくる。
これも避けるだな。
選択肢は……ジャンプか。
キリカの方へジャンプし、二人の攻撃をかわしてスマッシュ攻撃を一発喰らわせる。
ダメージはそれなりに与えられた。
「つ、強ぇ。まるで攻撃が全部読まれてる！」
「それどころか攻撃の隙をついて攻撃してきます」
「どうやったら勝てるの！？」
勝つ方法なんてありはしない。
この異能を使ってやったゲームには全て勝っているのだから。
それが例え初めてするゲームでもだ。
結果。
多少のミスがありダメージを受けたが、一回も飛ばされる事なく勝った。
「誠吾、お前強ぇな」
「そっか？異能を使ったら大体のゲームをこんな感じに終わらせられるぞ」
「せーちゃん凄ぉい！ねぇねぇ、何て異能なの？」
「『分岐の先(ジャンクション)』だ」
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