1543人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
付け足して言うと水留はえっちぃのは苦手である。
雅さんやワン子がやれだの想像しろだのと言うと水留は頬を紅く染めてモジモジしだすのだ。
「ところで誠吾はまた何で廊下にいるんだ?」
「雅さんがまた脱いでたんだ」
「そっ、そうか……アイツもいい加減止めたら良いのにな」
ほら、紅くなった。
思わず想像して自爆したんだろうな。
「でも、それだとお前がずっと暇だろ?私たちで今後の活動考えないか?」
今後の……ねぇ。
その場の悪ノリで決めた活動をやるよりちゃんと決めた活動の方が良いし、少し決めた方が良いかもな。
「そうするか。まずは今日の分――」
「いや、今日の分は決まってる!」
ガシッと握り拳を作ってニヤッとする。
「今日は何をすんだ?」
「今日は徹底的にブッ潰すぜ!」
歯をキランと輝かせながら彼女は豪語しやがった。
…………いや、何を?
「あのさ水留、一体何を潰すか教えてくれないか?」
「何って、野球部に決まってんだろ?」
「それ、この前半壊させたのはどこのどいつか覚えてねぇのか!」
「ここの私だ」
「素直だなオイ!?」
最初のコメントを投稿しよう!