よんてんいち、お邪魔します。アナタ!

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「せーちゃん?なんか凄く汗かいてるよ?」 「き、きき気のせいだ。うん、気のせい」 「誠吾、声裏返ってるし噛みすぎだ」 終わったぁぁ……。 「さて、誠吾くんが嘘をついていたのが分かりました。観念して未来を見て下さい」 「せーちゃんっ、嘘はダメなんだよ!さぁ、早く早く!」 キリカは可愛く怒りながら俺に未来を見るよう催促する。 今日分かったこと。 雅さんに嘘をつく場合は完璧な嘘でなきゃすぐバレる。 「――仕方ない。じゃあ比べます」 『分岐の先(ジャンクション)』。 えーと、まずは誰から見るか。 無難に水留からでいっか。 「――ん?」 あれ、変だな。 未来が見えねぇぞ。 おかしいな……。 「どうした誠吾、難しい顔して」 「いや、何でもないぞ」 もう一度水留との未来を見ようとするがまたもや失敗。 何でだ? 今までこんな事は一回も無かったぞ。 仕方ない、水留は止めてワン子にするか。 水留からワン子へと変え未来を見る。 だが、また未来が見えなかった。
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