1543人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
「そう、私は素直だからな!勝負も正々堂々としていただろ?」
「向こうだけだったよな!?こっちなんかメンツ集まらないからって動物を入れたよな!?しかも対決内容が野球じゃなくてドッジボールだったし!」
この前の半壊させたというのは生徒会が野球部連れてドッジボールで勝負を挑んできたあの事件。
あれで一軍は甚大なダメージを受け、今は二軍がなんとか凌いでいる状況らしい。
どんな事件だったかはその時が訪れたら話そう。
「よし、ならばサッカー部だな!」
「お前は潰すしか脳がないんかぁあああああああああ!!」
もう叫ばずにはいられなかった。
と、同時に扉が開き、ワン子がひょっこりと顔だけ見せる。
「せーご、着替えたワン。中に入ってもいいワン」
やっとか……。
結構長かったな。
たかだか制服を着るだけにしてはクソ長かっ……。
鞄を肩にかけた瞬間、落としてしまった。
「じゃあん!どうです誠吾くん、似合ってますか?」
雪みたいに白い肌を限界ギリギリまでに露出させ、季節を先取りした雅さんがそこに立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!