ぜろ、ぶっと部の日常

14/19

1543人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
「そう、私は素直だからな!勝負も正々堂々としていただろ?」 「向こうだけだったよな!?こっちなんかメンツ集まらないからって動物を入れたよな!?しかも対決内容が野球じゃなくてドッジボールだったし!」 この前の半壊させたというのは生徒会が野球部連れてドッジボールで勝負を挑んできたあの事件。 あれで一軍は甚大なダメージを受け、今は二軍がなんとか凌いでいる状況らしい。 どんな事件だったかはその時が訪れたら話そう。 「よし、ならばサッカー部だな!」 「お前は潰すしか脳がないんかぁあああああああああ!!」 もう叫ばずにはいられなかった。 と、同時に扉が開き、ワン子がひょっこりと顔だけ見せる。 「せーご、着替えたワン。中に入ってもいいワン」 やっとか……。 結構長かったな。 たかだか制服を着るだけにしてはクソ長かっ……。 鞄を肩にかけた瞬間、落としてしまった。 「じゃあん!どうです誠吾くん、似合ってますか?」 雪みたいに白い肌を限界ギリギリまでに露出させ、季節を先取りした雅さんがそこに立っていた。
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1543人が本棚に入れています
本棚に追加