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「それより、テメェ無視とは良い度胸だな乳デカ女」
ぶちっ
「ん?誰が乳デカ女かな?このドチビのド貧乳」
「あんだとゴラ?もっぺん言ってみろ乳牛女が」
「おやおや僻みとは。このおっぱいが羨ましくて僻んでるんだもんね~。ま、今はまだ絶壁だけど頑張りなよっ」
「今そんなにデカかったら将来垂れるぜ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
『……殺す』
そこからの私とキリカは壮絶な喧嘩が始まった。
こっちは異能をガンガン使って地面を破壊しながら殴りにかかる。
キリカも異能をガンガン使って避けたり攻撃したりする。
結局、キリカの異能の効果が分からないまま私達の戦いは雅とワン子に止められた。
それからだ。
キリカがちょくちょく私達に構うようになったのは。
昔みたいに不機嫌面じゃなく笑顔を振り撒いて接する。
しかし、私には牙を剥き出しだ。
「やるか、牛?」
「牛……?殺す」
今日もクラスの皆が脅えながら私達の喧嘩を眺めていた。
雅とワン子は暢気に見ていたが。
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