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手際よくパッパと作っていると隣で手伝っている水留が、
「……お前手際良いな」
「そうか?」
「あぁ、女である私よりも良いんだとなんか無性に腹が立つな」
「そんなんで腹を立てるな」
だが、実際に手際が良いのは確かだ。
水留が一つ作る間に俺は二つ出来上がっている。
「さてと、出来たしアイツら呼びに行くか。水留、悪いけどテーブルまで運んどいてくれるか?」
「分かった、力仕事は任せろ!」
……それ力仕事か?
そんな疑問を残したまま俺の部屋にいるみんなを呼びに行く。
そういや何してんだろう?
行く前はギャアギャア騒いでいたけど、今は随分と静かだな。
部屋の扉を開けて俺はみんなに伝える。
「みんなー、昼飯出来たぞー」
『え?』
その時、何も気にせずドアを開けた事を俺は後悔した。
まず初めに目に映った光景は全員が何故か下着姿だった。
雅さんは黒、キリカは青と白の縞模様、ワン子は純白の下着を付けている。
「………………」
『………………』
お互い沈黙が続く。
何で服脱いでる……。
ヤッベェ……どうすんの俺?
どうすんの、俺!?
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