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しかし、そうすると一つ気になる事がある。
それは……。
「宿題片付けるのは良いけど寄川はどうすんだよ？」
そう、寄川朝見だった。
彼女はたまたま家に来た……いや、不法侵入したのだ。
当然の事だが、宿題を片付けるなんて話は一切していない。
「あ、そうだったな。朝見、お前どうすんだ？」
水留が聞くと、寄川はフッと軽く笑いながら前髪を横に流す。
「そうだろうと思って宿題は持って来たさ」
ゴスロリスカートをたくし上げるとゴトゴトと宿題が落ちてきた。
……どこに入れてんねん。
てか、よくそんな所に入れてたな。
んで更に言えば何で宿題持ってたんだよ？
でも、これでみんなで勉強出来るな。
「寄川も持って来ているんだし始めるか」
「誰が寄川だバカタレ。ダーティーステイン朝見だ」
……それ、まだ続いてたのか？
宿題をやり始めて早数時間。
俺達の宿題の進みは非常に良かった。
それぞれが得意科目をやろうと提案し、実行した。
水留とワン子が数学、雅さんが国語、俺と寄川が英語という感じだ。
キリカは？
理科だ。
理科なのだが……。
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