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キリカを丸め込んだし、晩飯買いに行くか。
俺はゆっくり立ち上がる。
「さてと、晩飯買いに行くかな」
「せーちゃん、頭撫で撫では?」
キラキラした瞳でキリカがこっちを見る。
さっきの仕返しするか。
「やるとは言ってないぞ。やるか悩んだだけだ」
「ぶーっ!ズルいズルい!」
口を尖らせ、ブーブー文句を言うキリカ。
このままだと厄介なだけなので俺は付け足して言う。
「そのかわりと言ってはなんだが、これからキリカがエロ暴走しなかったら沢山撫でてやるよ」
「ホントっ!?絶対だからねっ!」
イエスッ!
完璧にキリカを丸め込んだぜ!
何せキリカが約束を守れる保障なんて天地がひっくり返る位に無いからな!
「よし、じゃあ晩飯買いに行くけど……誰か一人来てく――」
『はいっ!』
――れないかと聞こうとする前にみんなが一斉に手を挙げた。
それもかなり真っ直ぐに。
「おっとつづみ、昼に行ったんだから次もは無いワン」
「あ?仮にお前らが行けば誠吾が迷惑なだけだろ。それに『爆砕拳闘(ドライブ)』を使えば大量に持てるから俄然私を選ぶべきだぜ」
フム、確かにそうかもしれんな。
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