よんてんさん、厨二でレズでおっぱい

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「ロリっ子の癖に。使える異能があってもその体型じゃあ全然持てやしないねっ」 「んだと牛乳女?」 「やるかなっ?」 水留とキリカが火花を散らす。 ガルルルとお互い犬みたいに威嚇し合っている。 ……ダメだコイツら。 「誠吾くん、ここは私を選ぶべきです」 と、雅さんが立候補する。 「それはまたどうしてですか?」 「自分で言うのも変ですが、誠吾くんと釣り合うと思うんですよ」 釣り合う? 「……何が、釣り合うと?」 「それはですね……」 それは……。 俺は次の言葉を待つ。 そして、雅さんがとびっきりスマイルで口を開けた。 「良いお嫁さんにです」 ………………。 うん? 何だって? 全ッ然聞こえなかったなぁ。 最近耳掃除してねぇからよく聞こえない時がしばしばあるんだよなぁ。 ……。 「Please one more say」 「だから誠吾くんの良いお嫁さんとして釣り合うと思うんですよ」 「あなた自分が何言ってるか分かってます?」 「勿論です」 雅さんは胸を張って腰に手を当てる。 彼女らしくない行動だな。 ……いや、それより。
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