1543人が本棚に入れています
本棚に追加
「朝見、コイツとは因縁の関係だから例えお前や誠吾でも止められてもやり続けるぜ?」
「そーだそーだ!ロリっ娘はさっさと帰ってママとファミレスに行ってお子様ランチでも頼んでもらいな!」
キリカ、またお前は余計な事を……。
キリカの言葉を聞いた寄川は怒らず、冷静に言葉を返す。
「フッ、言われなくともそうするさ」
すんの!?
「……朝見、マジか?」
「冗談だよ。私だって普通なものを食べるさ。けど、時々食べたくはなるさ」
「……じゃあ食べなよ」
キリカが引き気味にボソッと言ったのを俺は聞き逃さなかった。
……ん?
ファミレス?
しばらくその言葉を繰り返しながら考える。
………………。
ファミレス、か。
よし。
「みんな、ファミレスに行こう」
『……は?』
俺の一言に困惑する一同。
そりゃ、さっきまで買い物行くのでギャアギャア揉めていたのにいきなりそう言われたらそんなリアクションになるのは当然だな。
「いや、たかが俺と一緒に買い物するだけでそんなギャアギャア騒がれてもなぁ……」
これを聞いた一同が、
『たかが……?』
……俺はもしかしなくても地雷を踏んだかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!