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「落ち着いて話す?せーちゃん、僕は自分の大切なものを盗まれるとそんな事出来なくなるんだよ?それが例え幼女であってもね!」
「お前って誰であっても容赦しねぇんだな!少しはそのヤンデレ直せよ!」
「僕はヤンデレじゃないよ。一つのものに大量の愛情を注いでいるだけだよ、せーちゃん?」
「それがヤンデレなんだよ!あと、それ致死量の間違いじゃねぇの!?」
「致死量?確かにそうかもしれないけど、愛情は致死量、もしくはそれ以上の量を好きな相手に注がなきゃどんな相手にも伝わらないからね!」
「伝わるよ!微量でも相手によっては伝わるよ!」
駄目だ、キリカは何がなんでも持論を相手に理解させて納得させる気だ。
コイツの持論は理解出来るが、納得は出来ない。
たまに度が過ぎるのがあるが、今回はまさにそれ。
……どうすれば。
「そんな事よりせーちゃん、結局のところその幼女は誰なの?」
「え、えっとだな……」
……どうする。
このまま素直に水留だと言うべきか、それとも……。
どうする、アイ○ル?
「ん、自己紹介かお兄ちゃん?」
合ってるけど今したら話がややこしくなるから止めてくれ。
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