いち、初めての出会い。彼女達は既に残念だった。

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「ま、待て……俺は無実だ!俺は入って良いって聞こえたから入っただけで――」 「問答無用!」 俺が必死に弁解しているのを彼女は無視し、俺の懐に入り込む。 そして、 ドゴッ 「グエッ!?」 そのまま鳩尾を殴られるのかと思ってそこをガードしていたが、予想外に顔面を殴られた。 漫画のように吹っ飛び、思いっ切り壁に激突。 「そこでしばらく伸びてろ!」 す、住良木さん……。 あなた着替えてる途中なのに何故俺を……入れ……た……。 俺の意識はそこで一旦シャットアウトした。 「う、ううん……」 「あ、おはようございます、野館くん」 意識を取り戻した時、目の前には和服姿の住良木さんがいた。 他にも俺を思いっ切り殴った赤髪ロリに扉に鍵を掛けた銀髪、そして――。 「あ、目が覚めたんだ」 「ギャアアアアアアアアアアアアアア!?」 馬が話し掛けてきた。 「もうっ、耳元で叫ばないでよねっ!」 「す、スマン……って何でそんなもん被ってんだよ!?」 「ん?あぁこれね。何となくかな?」 「何となくかい!それ取れよ!」
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