いち、初めての出会い。彼女達は既に残念だった。

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「後悔しても知らないよ~?」 「するか!」 「それでは僕とせーちゃんのご対面~!」 ……何なんだこの子は? この奇妙なテンションと行動が怖いな。 そんな彼女は馬のマスクに手を当て、ゆっくり、焦らすように脱いでいく。 そして完全に脱ぎ終え、首を横に振ってりして髪を整えている。 「ふぅっ、結構暑いんだね。ビックリだよっ」 ……意外と可愛いな。 クリッとした瞳を持ち、綺麗な金髪をサイドテールにしている。 今まで馬のマスクに気を取られてたから気付かなかったが、この子、なかなかにスタイルが良い。 住良木さんにスタイルが似ているが、恐らくこの子の方が上回っている。 それにこの子、よく見ればどこか外国人っぽさがある。 この子ハーフか? 「ん、どうしたの?僕に一目惚れした?」 俺が彼女をじっと見詰めていたのを一目惚れと勘違いする彼女。 身体をクネクネと揺らすな。 俺はちょっと彼女を見ていただけだ。 「何、一目惚れだとワン?なら結婚だワン!」 「け、結婚!?ぼ、僕は……せーちゃんが本気なら……ば、バージンだってあげるよ……!」 「話が超越し過ぎだテメェらぁあああああああああああああああああ!!」image=450659738.jpg
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