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「まぁまぁ、挨拶代わりの軽いジョークにそんなムキになるなよワン」
「十分にヘビーだよ!」
あれが軽いって普段はどんなジョーク言ってんだよ!?
コイツらマジで何なんだ!?
「ふぅ、これだから新参者は……ワン」
「何で先輩ぶるの!?腹立つんだけど!?」
今のでコイツに対する評価が断トツに悪くなった。
赤髪ロリにブン殴られたのは理不尽だったが、あれよりこっちの方がタチ悪い。
……それよりこの銀髪タチ悪女。
目をよく見れば左右で色が違う。
左が蒼く、右が翠だ。
オッドアイって奴か?
「……何見てるワン。キリカだけじゃ飽き足らずアタシにも手を出す気かワン?」
「いや誰にも手を出さねぇよ。それよりお前ってオッドアイか?」
「よく気付いたなワン」
いや、気付くだろ。
まぁツッコミに忙しかったからそこまで見る時間はほとんど無かったけどさ。
「それでこそ愛しのダーリンだねっ!」
と、金髪の子がピタリと抱き着く。
シャンプーの良い匂いが鼻をくすぐると同時に、右腕に柔らかくて大きな胸が当たる。
……どうしよう。
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