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「はい、つまり妨害です」
……この集団、嫌な予感しかしない。
俺の直感がそう告げているのだ。
「……何でまたそんな事を?」
「理由なんてありませんよ。私たち『ぶっと部』は天災のような存在。前触れもなく現れるストームと同じです」
「それ、天災よりタチ悪いですよ、きっと」
……ここはダメだ。
他の部をあたろう。
引っ付いていた金髪の子を引き剥がして立ち上がる。
「あっ……」
「……すいませんが、俺、入部する気ないんでこれで失礼します」
そう告げて扉を開けようとした時だった。
「いいえ、あなたは必ず入ります」
…………何?
どういう事だ?
「ハハッ、何をバカな事を。どうして俺が必ず入るか説明してもらえますか?」
「脅しです」
「脅すの!?」
「冗談ですよ」
眼鏡のフレームをクイッと上げてホワイトボードを裏返す。
裏にも大量に何か書かれているがここからだと何が書いてあるかよく見えない。
「そう言うと思ってそれについても書きました。ですが、説明する前に一つ質問を良いですか?」
「……どうぞ」
「野館くんは『異能』を持ってますよね?」
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