いち、初めての出会い。彼女達は既に残念だった。

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他にも言いたい事はあるが、ここまでにしておこう。 そして最大の謎がまだ残る。 「何で俺なの?」 そう、どうして俺を選んだのかだ。 こんな下らない計画をやるならイケメン野郎とかにやるべきではないかと思う。 見た目は普通、知識もそんなに無いし体力も普通な俺を何故選んだのだろうか。 「それはアタシが答えるワン」 「お前に答えられてもイマイチなぁ……」 「こればっかりはちゃんとした理由があるからお前を選んだんだワン」 「で、その理由は?」 「それは――」 銀髪が答えようとした時、住良木さんが、 「ワンちゃん、それは秘密ですよ」 と、止める。 「ん、分かったワン。てな訳でこれは秘密だワン」 ………………。 結局の所、何にも解らずのまま話は流れていった。 「さて、そんな部に入りますか?」 「断固として入る予定はありません」 普通、そんな活動内容がグダグダで常識はずれな部に入ろうとは思わないだろ。 「……仕方ないですね。野館くんがそう言うのであれば奥の手というものを使うしかありません」 奥の手だと? そう言って懐からある一枚の紙を出す。
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