いち、初めての出会い。彼女達は既に残念だった。

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「まぁ、最終的にはそうですね」 「最初からそれ突き出して脅迫すれば早かったんじゃないですかねぇ!?」 『……あ』 今気付いたかのような顔をしてそれぞれを見る一同。 「気付いてなかったんかい!」 「でもまぁ、これで野館くんは確保しましたね」 「待て!まだ何も――」 「えーと、時代の変革に剛剣断殺、あ、なんかマークしてるの見っけ!『我が身に秘められし聖なる翼よ、具現化せよ』――」 「ごめんなさぁあああああああああい!!入部するから許してぇえええええええええ!!」 一番見られたくない物をペラペラと言われてしまった……。 俺、泣きそうだ……。 「フフッ、野館くん入部っと。さて、ここに名前を書いて下さい」 俺は部員帳なる紙に自分の名前を渋々書く。 こうして、俺は活動内容不明な『ぶっと部』に入部した。 「さて、メンバーも揃いましたし活動内容でも決めますか」 「それってコイツとのハーレム形成だろ?」 水留が俺をチョンチョンと指差す。 く、悔しい……。 こんなお子様体型に侮辱されるとは……。 「確かにそれと他の部を潰すが私たちの目標ですが、それを書くのはまずいですよ」
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