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「え?喧嘩売るんだからこれ位挨拶の内だろ?」
「喧嘩じゃねぇよ!部活申請だよ!」
「どっちも似たようなもんだろ。気にするな」
「気にするわぁああああああああああああああああ!!」
コイツ、バカだ!
今時の幼稚園児でもこんな事しねぇよ!
……幼稚園児は出来ないな。
力的に。
「騒がしいと思ったら部活申請の方々でしたか。どうぞお入り下さい」
声……。
ヤバ、まさか生徒会長とかじゃねぇだろうな?
折れ曲がった扉をを軽々と受け止めていたらしく、その扉をすぐ横に捨てる。
そして、爽やかな笑顔で入口まで来たのだ。
少し癖がありふわっとした茶髪のロングヘアーで小顔、右にピン留めをしていて可愛らしい容姿だった。
「初めまして。私が生徒会長、三年生の如月遊唯(きさらぎゆい)と申します」
……終わった。
絶対退学レベルの事件だもんなぁ。
そんな俺とは違い、キリカは呑気に質問する。
「ねぇ、あの扉を受け止めてたよね?」
オイ、敬語使えよ!
相手は年上なんだぞ!
「えぇ、片手で防ぎましたよ?」
……よく防げたなぁ。
「これ位造作無い事ですよ。それより立ち話もなんですし、中に入ってお話致しませんか?」
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