に、せーちゃんコイツら誰?

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俺に見てもらおうと視界に入るように動いてくるワン子。 それに続いてキリカ、雅さんも動く。 「うわっ、来るんじゃねぇよ!見てしまうだろ!」 慌てて両手でコイツらのバカ衣装を見ないように顔を隠す。 バカ衣装なのだが、なかなかに威力が高いのが悔しい。 「何を言ってるワン。これはせーごに見てもらう為にやってるんだワン」 「すんじゃねぇよ!」 「せーちゃん僕の見てよ~!」 と、キリカが俺を揺さ振って駄々をこねる。 「おいバカ、やめろ!」 「じゃあ私もやりましょうか♪」 続いて雅さんも悪ノリしだした。 「何で乗り気!?うわっ、揺れるやめろ!」 二人にガクガク揺らされると目が回りそうになる。 俺は乗り物酔いとかはないのだが、こういう激しく揺れる場合だと流石に酔いそうになってしまう。 「ねぇ、せーちゃあん!」 「誠吾くん♪」 あーもう……。 何でこんな姿を晒せるんだよ……。 彼女達が飽きるまで俺はされるがままであった。
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