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変態コス野郎共から解放され、しばらく時間が経った。
彼女達はちゃんと制服に着替えており、今はそれぞれが別の事をしている。
水留は俺が被害を受けている時から既に格ゲーをしていて今もしている。
雅さんは読書。
ワン子はコスプレカタログを見て今後買おうとしているコスに印をしている。
そしてキリカは……。
「すりすり~、すりすり~♪」
「………………」
俺の膝に頭を寝かせて頬擦りをしていた。
読書をして気を紛らわせようとするが、全然読書どころではない。
頬擦りをされると膝がこそばゆくて仕方がないのだ。
普段からそういう事される経験が無いからか頬が熱い。
「せーちゃん、頬真っ赤だねっ」
ツンツンと俺の頬を触って楽しむキリカ。
恥ずかしさのあまりそっぽを向いて読書をしようと試みながらキリカに対応する。
「う、五月蝿ぇな……慣れてねぇんだよ……」
「言い訳してるせーちゃんかーわいい♪」
「かっ!?べ、別に可愛くねぇよ!」
「そういう所が可愛いんだよ~」
クスクス笑いながらキリカは指摘する。
なんか悔しいな。
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