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「他には?」
神酒さんがそう聞くが、誰も何も言わない。
みんな聞きたい事は全て聞いたのだろう。
「……ならルールについては以上ね。次に日時だけど、明日の日曜、お昼ちょうどでどうかしら?」
「問題無いですよ」
「では決まりね。この紙は一応置いておくわ。何か解らない事があったらその紙に書いてあるから。それじゃ、また明日」
神酒さんは必要最低限の事だけを喋って部屋を出ていった。
……さて、どうするか。
紙を見ると、人数は十三人必要らしい。
現在、五人は確定しているので残りは八人。
適当に集めるにはあまりにも不利だ。
新設の部活でかつ、俺達は一年生。
先輩もいないこの部活で頼れる先輩なんていない。
「弱ったな……あと八人も集めなきゃならんのか」
「八人位簡単に集まるだろ!集まらなかったら誠吾を千切って増やせば良いんだからさ!」
「俺はアレか!?切れたら分裂して増える生物なのか!?」
「そんなバカな事言ってないで真剣に考えるワン」
うぐ、ワン子に言われるとは……。
しかし、マジでどうするか……。
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