ぜろ、ぶっと部の日常

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ま、マズい……。 このままだと思いっ切り突っ込んでくるんじゃねぇか? いや、絶対突っ込んでくるぞ。 「逃げ――」 「ダ――イブッ!!」 時既に遅し。 逃げようとした時には彼女はふわりと浮いていた。 そのまま重力に逆らわず、彼女は段々と落ちてきて結局……。 ゴスッ 「ゴハッ……!」 モロに頭突きを喰らった。 「あっ、せーちゃんゴメン!大丈夫?」 心配そうに彼女は俺の背中を摩る。 こ、この野郎……。 「キリカ……ちょっと座れ」 「うんっ!」 元気よく彼女、樟葉キリカ(くずはきりか)が三角座りをする。 ……パンツ丸見えだ、お前。 コイツには落胆するしかなかった。 キリカはオーストラリアとのハーフで母親譲りの綺麗な金髪をサイドテールにしている。 外人とのハーフだけあって身長も雅さんより数センチ高く、胸はかなり大きい。 ただし、かなりのド変態である。 何の躊躇いもなく俺の目の前で服を脱ぎ出すわ、キスしようとするわ、求愛するわと残念過ぎる女の子なのだ。 更に難癖なのが俺や雅さん達以外には暴言を吐きまくるタチの悪さ。 それはそれはとても酷い。
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