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「……煩い人は嫌われますよ？」
「何だ今の間！？反論出来なくなったからってそう来ますか！？」
「煩い誠吾くんは放っておいてメンバー探しに行きましょう」
『さんせー！』
「うぇええっ！？俺煩かった！？」
「さぁ行きましょう！超強力選手を探しに！」
『れっつごー！』
四人がワイワイと賑やかな声を出しながら教室を去っていく。
一方、ハブられた俺はと言うと、
「……寂しい」
寂しく佇んでいたのだった。
◇
部屋にいても暇なので俺もメンバー集めに向かった。
「明日？悪いけど無理だなぁ」
「明日は試合だから無理だ」
「今日だったら考えたけど明日は、ね……」
「明日はアニメを見るから無理だおｗｗｗ」
「明日は同人誌買いに行くんだおｗｗｗだから無理だおｗｗｗ」
………………。
全滅だった。
最初はクラスの奴とかに声を掛けたが失敗し、今度は同学年に失敗、そこからは手当たり次第に当たってみるがそれも失敗。
挙げ句の果てには、「コイツ使えないけど聞いてみるか」ってレベルの奴にまで相談し失敗。
………………。
始まる前に負けちゃいそうだなぁ……。
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