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自分の球によっぽど自信があったのか、驚いていた。
対する水留は、
「こんな球を投げる奴がいたとは……スゲェぜ!」
愛希ちゃんの球に感動していた。
「……へ、へへ、そ、そんな球簡単に止められるわぁ!」
副会長が威張って豪語する。
足元と声が震えているのがダサいけど。
「そうか、ならば私もフルパワーで投げるぜ!だりゃあああああっ!」
水留も愛希ちゃんと変わらないフォームで投げ返す。
その球速は愛希ちゃんにも劣らないスピードで放たれ、愛希ちゃんの手元に戻っていった。
「くぅ~!今のは痺れたぜ岡嶋先輩!俺も負けてらんねぇ!だりゃああああああああっ!」
「クッ!?やるな!だが、私の本当の力はさっきのなんかより何倍もあるぜ!おりゃああああああああああっ!」
「つっ!?あっぶねー!なんとかキャッチ出来たけどもう少しで落としかけたぜ!」
「グッ!?また強烈な球が来やがった!?私も負けてらんねぇ!」
その後、これが十数往復続いた。
ドッジボールというものを忘れて全力のキャッチボールをしていた脳みそ筋肉娘二人は副会長に怒られた。
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