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右手でボールを鷲掴みをした水留は若干変な投球フォームでボールを投げる。
ビュッ
ボールは先程より劣るスピードで相手選手目掛けて放たれた。
そして……。
バッコォオオオオオン!
「グエッ!?」
『さ、佐々木ぃいいいいいいいいいいいい!?』
佐々木という選手は水留のボールをモロに喰らい、二メートル近く吹っ飛ばされた。
「……あれ?」
一方、利き手で投げていてもなお、利き手で投げている事に気付かない水留。
やはりバカのようだ。
「テメェどっちで投げても馬鹿力じゃねぇか!」
仲間を心配した後に水留に文句を言う副会長。
どうやら利き手で投げていた事に気付いていないみたいだ。
「あっれー?私こんな馬鹿力で投げれるはずはないんだけどなぁ?」
「惚けんなよ!現にその馬鹿力で投げたのはどこのどいつだ!?」
「……私か?」
「あったりまえだろぉがぁああああああああああああああああああああ!!」
本日二度目の爆発。
副会長、お疲れ様です。
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