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キリカが動物を連れて来てみんなを端の一箇所に固めた。
「それにしても、色んな動物を連れて来たけど誰が連れて来たんだ？」
「この子達は僕のペットなんだ！」
え、キリカのペット？
犬は解るけど、他の動物は信じられんな。
いや、サルもたまに飼っている人がいるから残りの馬やカンガルー、ニワトリはなぁ……。
「犬の名前が大和と武蔵でニワトリがロック！こっちのリスザルが来栖でこの馬がカイザーでカンガルーがルコットなんだ！」
俺が考えているのを余所にキリカが勝手に動物を紹介しだした。
「……紹介はいいけどさ、コイツら本当にお前のペットか？」
「貴公は何を言う？私達はキリカ殿のペットに決まっているだろう」
………………。
今、馬からやけに凛々しい声が聞こえた気が……。
「き、キリカにワン子？今、馬が喋らなかったか？」
「うん、喋ったね！」
「喋ったなワン」
「馬って喋る生き物だったか？」
「違うよ？」
「普通は喋らんワン」
なら何故喋った。
「貴公は私達に会うのは初めてのようだから告げよう。私達はキリカ殿の能力で話せるようになったのだ」
………………。
What？
何だって？
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