に、せーちゃんコイツら誰?

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「打ち上げって僕達も?」 「はい、皆さんでですよ♪因みに私の奢りです♪」 「本当!?なら行こうよせーちゃん!」 「え、あ、あぁ……」 俺達ほとんど活躍してないのに行っていいのだろうか? 「よーし!私はカラオケ行きたいぜ!」 「カラオケか、ナイスアイデアだぜ先輩!」 「私もカラオケ賛成ですね」 「カラオケ!?せーちゃんとデュエット……キャー!」 「カラオケかワン、何だか面白そうな事が起きそうだワン」 「それじゃ着替えて校門前集合で。良いですよね?」 『賛成!』 話は俺抜きで勝手に進み、各自着替えに行き始めた。 ………………。 ま、良いか。 たまにはこんな日があっても良いだろう。 ボコボコにされた野球部と副会長辺りを見ると、神酒さんが副会長を棒で突いていた。 あれ、確か神酒さんも参加していたんじゃ……? 「ん、どうかしたの?」 俺が見ていたのに気付き、神酒さんが話し掛けてきた。 「あの、神酒さんも参加していましたよね?」 「えぇ、そうよ」 「なら何で副会長みたいになっていないんですか?」 「あぁ、君、途中から見ていなかったから知らなかったんだね。私、途中で辞退したのよ」
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