第一章 義清、信濃の地に立つ。

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1551年 春 ここ数年、甲斐守護 武田晴信による、信濃侵攻が大々的に行われ、南信濃は既に、武田晴信が征服していた……。 海津城 「義清様~!」 若い男が呼んだ。配下の須田満親である。それに初老の男…村上義清が答える。 「どうした。満親。」 威厳を持って答える。すると、満親は。 「義清様。甲斐の武田晴信が、南信濃より侵攻の手筈を整えているとの事。いかがなさいますか。」 義清はこう言った。 「軍議でも開くかの……。」 その後、配下の将が集められた。
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