信長の野望～村上義清の憂鬱～

第一章 義清、信濃の地に立つ。

｢いかがなものかのぉ……。｣

義清は配下を集めた席でまずこう言った。

すると、まず案を上げたのは二木重吉であった。

｢義清様。今、手薄な南信濃に侵攻なされてはいかがか？｣

しかし、これには他の将が難色を示した。

それの対案で飯山城主の高梨政頼がこう言った。

｢現在の国力では到底周辺諸国には勝てないと私は存ずる。ならば、領内の整備が重要かと……。｣

それには周りの将達も納得を示し、義清も了承した。

つまりは、当分は領内に商人町や武家町、農村を作ると言うことです。

すると高梨親子、島津忠直に飯山城を委任した。