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行くべき場所は
綺麗な着物着た一護は誰もいない小さな和風の家で目を覚ました。
一護「こ、ここは・・」
家から出るとそこには同じく着物を着た子供や大人、様々な人が歩いていた。
一護「そっか、俺は死んだのか。確か、ビルが崩れてそのコンクリートに刺さっていた鉄パイプが俺の心臓に刺さって・・・」
一護は当然虚に殺されたなんて思わないし思うハズがなかった。錯覚でそう思わざるを得なかった。
一護は家に戻ると押入れからゴトッと何かを置く音が聞こえた。
ガラッ・・・
一護「か、刀?なんでこんな所に?」
そこには本来下級死神が所持している始解もしない普通の斬魄刀の“浅打”だった。
一護がその刀に触れたその時、
??「ちご・・・一護。私・・の声・・・が聞こ・・・えるか・・?」
一護「誰だ?」
??「誰だと?何を言う、私だ**だ。」
一護「(名前の部分だけ聞こえない・・・)」
??「そうか、一護、まだ私の名はお前には届かぬのか」
一護「(まて・・・いつしか同じようなやり取りがあった気がする・・)」
??「退けば老いるぞ、臆せば死ぬぞ!叫べ・・・」
一護「我が名は!斬月!」
一護の持っていた浅打は形を変えて出刃包丁のような鍔のない斬魄刀へと姿を変えた。
一護「思い出した・・・俺はあの時、鉄パイプなんかが胸に刺さったんじゃない・・・虚にやられたんだ・・・」
こうなってはやるべき事は1つ。そして、今行くべき場所も。
一護はすぐにあの場所へ向かった。
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