×バッド・スタンダード×

3/9
前へ
/419ページ
次へ
?「ジン太くん…。 ちゃんとおそうじしないとテッサイさんに怒られるよ…?」 ジ「うるせえぞウルル! テッサイが怖くてそうじなんかできるか!!」 ビシッと竹ぼうきをウルルに向ける。 ウ「イヤ…。 だから怖いからおそうじするんでしょ?」 ジ「怖くねーっつの! 大体テメーはナマイキなんだよ! オレより下のくせに!」 わしわしと竹ぼうきでウルルの頭をつつきながら言うジン太。 ウ「ちっ…。ちがうもん! あたしの方が3つも年上だもん!」 いたいいたい!と言いながら頭をおさえるウルル。 ジ「歳じゃねーよ! レベルだレベル! ヒトとしての!」 ガシッ いきなりジン太が持っていた竹ぼうきが後ろから握られた。 ジ「!! だ…っ。誰だ!? テッサ…」 ル「相変わらずだなチビすけ。 店長はいるか?」 そう。 ジン太が持っていた竹ぼうきを掴んだのはルキアだった。 ジ「………。 ……まいど」 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ガラッと店の扉を開けるジン太。 ?「むっ。 こらジン太。 まだ開店時間には早い―――……。 !」 ジ「仕方ねーだろ! どうしてもあけろってウルセーんだから!」 ?「朽木殿でしたか。 少々お待ちを。 今店長を起こしてまいります故<ゆえ>」
/419ページ

最初のコメントを投稿しよう!

654人が本棚に入れています
本棚に追加