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夏(…あの時…。
あたしと遊子を助けてくれたのは…。
たしかに一兄と真菜姉だった…)
「…眠ってたなら、…どこからが夢だったのかな…。
ねぇ…。
…一兄、真菜姉…」
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
虚『短慮。
短慮よ。
一時の感情で仲間を払い、一時の感情で敵の懐に飛び込む。
おまえはこうしてわしに弄<もてあそ>ばれ。
一太刀<ひとたち>の傷もわしに与えることなく死んでゆくのだ』
一「ふ…ッ、ざけんな!!!
倒すんだよ!
腕が千切れようが、足が飛ぼうが…。
俺はてめえを絶対に!!」
虚『………。
…だからおまえは死ぬというのだ。
おまえは若い。
若いがゆえにたやすく怒り、怒るがゆえに心乱す。
そして心乱すがゆえに刃が鈍る。
終わりだ小僧!
おまえがわしと戦うにはあまりに若すぎた!!』
なんと虚と合体していた女の子の顔が一護の母の顔になった。
一「…………!!!!」
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