×意志は鋭し、刃は鈍し×

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真菜はその頃また一護の所を目指して走っていた。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 数分前 コ《…行かないんスか?》 (どこに?) コ《え? イヤ、だから一護のヤツを助けに…》 (手を出すなって言われたから…) コ《だからって…。 マジでこのまま放っとくんスか? 今回の虚って強いんでしょ? 姐さんも言ってたじゃないスか》 (…………) コ《…………。 あいつ…。 死んだりしないスかね?》 (…わかんないよ…) コ《…じゃ、オレからお願いしていいスか? …一護を助けに行ってやってください》 (え――…?) コ《この通りっス!》 そう言ってガバッとドケザをする。 真《や…。やめてよ! コン! 男の子がそんな軽々しく頭を下げちゃダメ!!》 コ《軽くねっスよ! オレにとっちゃ大・問・題! だってあいつ死んだらオレずっとこの体に入ったまんまで、あのクソやかましい家族と暮らし続けなきゃなんないんスよ?》
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