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織「…ええどうせしょーもないネタですよ…。
あたしもね、寝袋持ち歩き始めて一週間ぐらいで"あ、こりゃダメかも"とは思ったんですよ…。
まあ実際たつきちゃんのツッコミのテンションの割には全然おもしろくなんかなかったしね…」
た「い…。いや。
大丈夫よ織姫!
ちゃんと面白かったって!!
ていうかその"あたしのツッコミのせいで面白くなかった"みたいな言い方やめてくれる!?
…ホントにいいの?
気ィ使わなくていいんだよ?
あたしん家どうせ今晩誰も帰ってこないんだし」
織「うん。いいの。
制服だって持ってきてないし。
それに今日はなんだか歩きたい気分だし!」
た「…そっか。
それじゃね」
織「うん。
また明日ね」
《お母さんが死んだの。
あいつが9歳ん時にね》
織(……あたしが…。
理由もなく感じてた安心感…。
優しさに似たもの…。
…一方的なシンバシー――…)
「そのわけが…。
少しだけわかった気がするよ…。
黒崎くん…」
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