×ザ・シガー・ブルース・ミックス×

3/5
前へ
/419ページ
次へ
一護は母親の墓まで来ていた。 一「…ゴメンな…。 俺…仇、討ち損ねちゃったよ…。 母ちゃん…」 父「うぉーーい!」 父が歩いて来た。 父「ナンだよ。 いなくなったと思ったらこんなとこにいたのか。 一護。 ほれ傘!」 一「どうも」 父「…早いもんだな…。 母さんが死んでもう10年か…」 一「6年だろ」 父「・・・。 惜しい!」 一「惜しくねーよ! 4年違うぞ! 4年あったら小学生も高校生になるわ!!」 父「うまいこと言うなァ。 おまえ」 一「感心してんじゃねーよ! ていうか妻の死んだ年くらいちゃんと覚えとけって…。 あーもう腹立つなァテメーと喋ってると!!」 父「…まァ。 そうしてオマエが元気な姿見せてりゃ母さんもむこうで安心だろうよ」 一「……あ」 (そうか…) 父「ん? どした?」 一(親父は知らねぇんだ…。 おふくろの魂はもう…) 「いや…。 何でもねー…」 すると父がライターで煙草に火をつけて吸った。
/419ページ

最初のコメントを投稿しよう!

654人が本棚に入れています
本棚に追加