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父「真咲<まさき>が死んだことでオマエを責めたりなんかしたら、俺が真咲に怒られちまうわ」
※真咲とは一護の母親の名前です。
父「…真咲が死んだのは誰のせいでもねぇよ。
ただ、俺の惚れた女は自分のガキを守って死ねる女だったってことさ。
そして忘れんなよ。
オメーは、その俺が惚れた女が命がけで守った男なんだぜ」
一「――親…」
父「ええい。
憎いねコンチクチョウ!!
…しっかり生きろよ一護。
しっかり生きて、しっかり年喰って、しっかりハゲて。
そんで俺より後に死ね。
そんで、できれば笑って死ね。
でなきゃ俺が真咲に合わせる顔がねぇ。
ウジウジしてんなよ。
悲しいなんてカッコいいモンを背負うにゃオメーはまだ若すぎんのよ。
下でまってるぞォ」
そう言って父は去った。
一「…聞いてるかルキア?」
ル「…∑!?」
一「…死神の力は戻りそうか?
戻りそうでもそうでなくてもいい。
俺を…。
もうしばらく死神のままでいさせてくれ。
俺は強くなりたい。
もっともっともっと強くなって虚から守るんだ。
狙われてる奴等を。
強くなって!
倒すんだ!
あいつを!
でなきゃ、おふくろに合わせる顔がねぇんだよ!」
ル「一護…!」
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