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一「…なんだよこの声…?」
ル「…地縛霊の叫びだ…。
…やはり居たようだな…」
真「地縛霊…?
私には虚の声みたいに聞こえるけど…」
ル「その通りだ。
こいつは虚に堕ちかけている整<プラス>…。
半虚<デミ・ホロウ>の声だ…。
見ろ…。
奴の中心<こころ>はこの病院に…。
捕われている…!」
一真「「………!!」」
霊「ォォオオオオオ」
夏「…あーー…。
やっぱり来なきゃよかった…」
夏梨にはこの声が聞こえていた。
父「ん?
どした夏梨?」
夏「別にィ…」
(キッツイなあこの声…。
こんなタチの悪い霊がいるなんて思わなかったよ…。
こんなの本当にあのインチキ霊媒師がどうにかできんのかよ…)
「ハラにひびくなぁ…。
オナカ痛い…。
帰ろっかな…」
(そういえば…。
一兄どこ行ったんだろ…)
た「――なに…。
この………声…?」
ギュッと織姫はたつきの服の袖をつかんだ。
た「…織姫…。
あんたも…?」
織「…やっぱり…。
たつきちゃんも…?」
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