×スターター×

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一「∑!?」 真「∑!? でも私たちもう死神じゃないよ!? ドコいったの?その“死神の力”は」 ル「おまえたちの“中”だ。 おまえたちの“肉体”ではなく“魂”が死神化しているのだ。 とにかく! 昨夜のあの時私の力は殆<ほとん>ど貴様たちに奪われてしまったのだ! 私に残っているのはわずかな鬼道を使う力のみ…。 今もこうして義骸<ぎがい>に頼らねばならんほどだ!」 一「ギガイ…?」 ル「緊急用に我々死神に支給されている仮の肉体のことだ。 極度に弱体化した死神はこれに入って力の回復を待つのだ」 真「その体がそうなの?」 一「人型<ひとがた>なのか」 ル「そうだ。 弱体化した死神は虚に狙われやすいからな。 人間のフリをしている」 一(…だからクラスの連中にもこいつの姿が見えてたのか…) 一「……で? その弱りきった死神サマが俺たちに何の用だ?」 ル「それだ! 貴様たちにはこれから私の力が戻るまでの間、死神としての仕事を手伝ってもらう!!」 真「・・・」 一「・・・」 一真「「はあぁぁぁぁ!?」
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