×ヘッドヒッティン×

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ル「わかっているのよ、お姉様…。 全ては その匣<はこ>にかくされているのでしょう…? お母様に託されたその翡翠<ひすい>の小匣に…。 その匣をわたして! マリアンヌお姉様! さあ!! だめよ! その匣をあけてはだめ! フランソワ!! ああっ…!!」 真「コラァ!!」 一「何してんだてめえは!!」 ル「きゃあっ!! たたたたたわけ! おどかすな!! 現代語の勉強中だぞ!!」 真「現代語の勉強? 今のが?」 一「人に特訓とかさせといて自分はのほほんと恐怖マンガなんか音読しやがって!」 ル「…む。 特訓は終わったのか」 一「コショウ入りボール100本ノックだろ? 終わったぞ!」 真「でもコショウの入ったボールを延々に割り続けるなんて何の特訓だったの?」 ル「たわけ! コショウ入りボールはハズレボールだけだっただろう!」 一真「「ハズレボール?」」 ル「そうだ!」 一真「「・・・」」 ル「・・・。 まさか…。1つのこらず叩いたんじゃあるまいなυ」 一「おう! なっ?真菜」 真「うん。カンペキです!!」
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