×バインダ・ブラインダ×

6/7
前へ
/419ページ
次へ
虚『そしておまえは高校に入り…。 黒崎一護と黒崎真菜があらわれた。 おまえはついに――。 俺の為に祈ることをしなくなった!!』 織「・・・」 虚『出かける前も帰ってきた後も、俺の前で話すことはクロサキのことばかりだ…! つらかった…。 おまえの心から…。 日毎<ひごと>に俺の姿が消えていくのを見るのは…!』 織「ち…。ちがうよお兄ちゃん! それは…」 虚『俺は淋しかった…! 淋しくて淋しくて、何度もおまえを…。 殺……』 その瞬間、一護と真菜が飛んで、また戻ってきた。 が。その瞬間、虚に巻きつかれて身動きができなくなった。 織「黒崎くん!!真菜ちゃん!!」 虚『さあ…。 一緒に行こう織姫…。 俺と一緒に…。 またあの頃のように二人だけで暮らそう…』 織「…どうして? 淋しかったならそう言ってくれればいいのに…。 どうしてこんな…。 黒崎くんや真菜ちゃんやたつきちゃんをキズつけたりするの…。 どうして…。 あたしのお兄ちゃんは…。 こんなことする人じゃなかったのに…!」 ガッ 次の瞬間、虚は織姫をきつく握りしめた。
/419ページ

最初のコメントを投稿しよう!

654人が本棚に入れています
本棚に追加