×マイクロクラック×

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織「だから見せたかったの! あたしは幸せです! だから心配しないでって!」 虚『∑!!』 織「けど…。 それがお兄ちゃんを淋しくさせてたなんて…。 あたし全然…。 気づかなかった…。 …お兄ちゃん…。 淋しくさせてごめんなさい…。 …だいすきだよ…」 虚『織……』 ガクッ 井上は出血がひどく倒れてしまった。 一真「「井上!!{織姫!!}」」 ル「狼狽えるな! そいつはまだ助かる!!」 一「ルキア…」 ル「胸の『因果の鎖』がまだ切れていないだろう! そいつが肉体と繋がっているうちは魂魄<こんぱく>自体が死ぬことはない! 私の鬼道でまだ助けられる!」 虚『織姫…。 織姫…』 ル「治療の邪魔だ。 退<さ>がれ!」 虚『ああ…。 俺は本当は気付いていたんだ織姫…。 おまえが俺を心配させないために祈るのをやめたんだってことを…。 でも…。 それでも祈ってて欲しかったんだ…。 俺のために祈ってくれている間だけは…。 おまえの心は俺だけのものだったから…』
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