×チェイス・チャド・アラウンド×

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ル「そもそも虚というのは悪事を働く時以外は現世とソウル・ソサエティの狭間<はざま>に身を隠しているのだからな。 チャドを襲うため現世<こちら>に出てこぬ限り我々がその位置を知ることはできんのだ! だから我々死神はソウル・ソサエティからの指令を待って動くのだ」 一「くそ…ッ。 チャドの奴、虚に狙い撃ちされてんだぞ…。 襲われてから動いたんじゃおせーじゃねぇか…! …なんとか……!」 一護は何かを思いついた。 一「そうだ! チャドが持ってたインコ! あれについてた霊の気配をたどりゃいいんじゃねぇか!?」 ル「なに!? イヤ、それはムリだ。 あんな…」 一「よォし!!」 一護は全神経を集中させる。 ル「……一…。 …護…?」 (なんだ…。 …この感覚は…? バカな…。 不可能だ!! 鸚哥<インコ>についていた霊だと!? あんな弱々しい霊など目の前にいなければ私でも気配など感じられぬ! まして奴は今、あの鸚哥の中に入っていることで鸚哥の魂と重なり合って存在が不明瞭<ふめいりょう>になっている。 それをこれほど離れた場所から辿るなど…)
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