×チェイス・チャド・アラウンド×

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一「∑!? 真菜…」 (…おまえはまだ…、俺たち家族の間に遠慮してんのか…) 真「…わかったらさっさと行く! いいね!」 一「…真菜、ルキア…。 …あんまり…。 …ムチャすんなよ…!」 ル「…たわけ。 私が貴様に心配されるようなヘマをする訳がなかろう」 真「右に同じ!」 一「…じゃあな!!」 そう言って、ふたてに別れて走る。 夏「はぁ…っ」 一「大丈夫かよ夏梨! しっかりしろおまえらしくもねぇ!」 夏「…一兄<いちにい>…。 …あたし見ちゃったんだ…」 一「?」 夏「昨日のインコについてた霊<こ>の記憶…。 あたしが一番歳が近かったからだと思う…。 あの子の心に一番強く残った記憶が…、…あたしの中に流れ込んできたんだ…。 …あの子目の前で…、…目の前でお母さんが殺されてた…!! …おねがいだよ一兄…。 あの子を…、あの子を助けてやって…! おねがいだ…!」 一「………」
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