×ストラック・ダウン×

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ゴッ ルキアは下から虚の顎を蹴りあげた。 ル「"君臨者<くんりんしゃ>よ!" "血肉の仮面、万象、羽ばたき、ヒトの名を冠<かん>す者よ!" "真理と節制" "罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ!!" 破道<はどう>の三十三!! 蒼火墜<ソウカツイ>!!」 ドンッ 虚の頭に直撃した。 ル(撃てた!! よし! このぐらいの力は戻って――…) 「…な…!」 なんと虚はまったくと言っていいほど傷がついていなかった。 ル(バカな…。 無傷だと…!?) 真(無傷…。 まだそこまで力は回復してないってことね) 虚『へへ…。 今の術知ってるぜ…』 ル「!」 虚『死神の術だ…! そうだろ!? だけどアンタのは弱いな…! スカスカだ!』 ル(くそ…ッ。 やはりまだあのレベルの鬼道を使えるまでには回復していなかったか…) 虚『そうか…。 アンタ死神だったのか…。 もう一人のアンタも死神なんだろ? どうりでウマそうな匂いがするワケだ…。 死神か…。 なつかしいなァ…。 俺はな…、あのガキを成仏させに来た死神を2人ほど喰ったことがあるんだ…。 最高にウマかったなァ…』
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