偽物友達

進級

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

４月始まったばかり。このころは入学式、入園式などがあるが、私、滝沢のいるは進級だ。

「のいる～!」

「!琴葉!!」

私の友達･･･表はね。
私は琴葉が大嫌い。いや、人が嫌い。
と言ったほうがいいだろう。

「何組だった?」

「まだ見てないよ」
「そっか。また同じだといいね!」

「そうだね!」

なんてね。違うクラスがいい。
琴葉ってうざい。
幼稚園から一緒だから･･･もうやだ。

「クラス表見てこようよ!」

「わかった!」

クラス表が張ってある所まで来た。

一組から順にみていく。

･･･一組ではないらしい。
次に二組。

･･･三組か。

二組に名前がないのだから三組だろう。ちなみにここの学校は三組までしかない。結構少ないほうで五年生は九十名いない。一つの学年に九十いるかいないかだ。

だから後何人か転校したら二クラスになるらしい。
何人って言うが一人だけでも転校したらクラスが減る可能性がある。

「あった!」

いきなり琴葉が叫んだ。

「あたしたち同じクラスだよ!」

一気にテンションが下がる。ていうか私たちが同じなら･･･

私は三組のクラス表を見た。

「やっぱり･･･」

あいつらもだ･･････