6637人が本棚に入れています
本棚に追加
つまり、私が言いたかったのはこういうことだ。
大失恋をした私は、彼を見返すためにあらゆる手を使い、出来る限りの努力をして、
必ず彼を私の虜にする。
この恋、必ず実らせてやる。
そう決めたんだ。
私の恋の戦いは、失恋した日に自らゴングを鳴らして始まった。
始まりの場所は、孤高の戦士である私にはふさわしい、完全にアウェイ、つまり向こうがホームの場所。
――彼の勤務先、“青峰高等学校”だ。
.
最初のコメントを投稿しよう!