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「私も……まさか先生とママが付き合ってるなんて知りませんでした」
私、笑ってるよね?
泰ちゃんはソファーに座って私を泣きそうな顔で見つめていた。
「よく子供2人抱えたコブ付きの女と付き合いましたね」
嫌味を言ったつもりだった。
「俺はコブ付きだろうが、菜月さんが好きだから」
反って私が傷ついた…。
まさかそんなこと言うとは思わなくて、返す言葉もなかった。
「もう、湊ってば…」
ママは幸せそうに微笑み、頬をピンクに染める。
どうして…?
どうしてそんなに幸せそうに笑うの…?
私は幸せじゃないよ…ママ。
「あ、言い忘れるところだったわ…。実はね………………
私たち、結婚しようと思うの」
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